2019年12月27日
【食事会場】
夕朝食の会場はチェックイン時に指定した時間を記載した書面で案内される。
夕食の会場は3Fの開花亭、翌朝の会場は2Fおはら亭となっている。
【夕食】
前にも紹介した通り開花亭がある3Fの上流側は9室程の客室があるがそれ以外はダイニング会場に充てられている。館内図を見ると大きな空間を占める開花亭の下流側にも小規模な会場が用意されている。
定刻にエレベーターで3Fに下りると
右手に白暖簾を提げた隠れ家ダイニング開花亭の入口が控えている。
暖簾の奥に置かれた案内図を見ると山側はオープンキッチンを挟んだ上流側に個室が並び川側の窓際にはビューラウンジと称するカウンター席が配置されている。
慌てて撮った写真のピンボケはご容赦戴きたい。
フロア係に部屋番号を告げると一組の先客が居たカウンター席に案内された。
川に面するカウンター席の背後にはテーブル席も配置されこちらは3名以上のグループ客に対応している様子が窺える。
奥行きがあるカウンターテーブル上には既に会席膳の料理の一部が並べられ
料理長の記名がある水無月献立の品書が添付されていた。
先ずは冷酒を手配した。選んだ銘柄はチェックイン時の利き酒コーナーで同行者お勧めの庄助の酒。これは瀧の湯ぼ独自ブランドらしい。
それぞれの料理は以下に品書の順で紹介する。
先附の小鉢は糸削り節と生姜風味の茄子の煮浸しである。
向附はお造り皿で鮪と鯉の昆布〆の刺身にプラカップで隔離した湯葉刺しの3点盛り。
鶏さっぱり鍋と称する鍋物は鶏肉に榎茸と白菜等の野菜を昆布の出汁に投入し
固形燃料コンロの火力で炊く。
炊き上がった具材は昆布と鶏肉の旨味をポン酢味で戴く。文字通りさっぱり風味の鍋である。
鍋物の隣に控える蓋付の鉄板は粕漬豚肉の焼物で肉の下にはエリンギや南瓜にパプリカ等の野菜が隠れている。食材の下に見えるクッキングシートは最近良く見掛ける鉄板の焦げ付き防止策である。
豚肉の周囲が白く変色すると下の野菜は蒸し焼きが完了するので野菜と肉をひっくり返して肉にも十分に火通しをすれば焼きあがりとなる。
因みに野菜類を肉で覆って蒸し上げた後に天地を返して肉を焼く方式は野菜を十分に加熱すると共に肉の焦げ付きも極力抑えられるのでジンギスカン等では常套の手段である。
蒸物は標準的な茶碗蒸しで
小海老にシメジやエノキ茸が加わり定番の銀杏が風味を添えている。
鍋や鉄板の料理が食べ頃になると3貫の握りが供された。これは宿泊プランに付随する特典とのことで品書には記載のない品である。3貫はいずれもネタが肉で会津地方産の銘柄のある鶏に豚と牛と説明されたがメモを取らずに翌朝には失念してしまった。
品書にある凌ぎの椀蕎麦は食事の途中に供されるがこれは普通のかけそばで撮影を怠っていた。
食事は会津米こしひかりのご飯に香の物即ち漬物の小皿と止椀の吸い物(鱧のつみれ、じゅんさい等)の3品セットとなっているが肉ネタの握りや凌ぎのそばを収めて満腹となったのでご飯は遠慮して夕食を終え水菓子の存在を忘れて会場を離れた。
Part.9は朝食からチェックアウト迄
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