2019年12月13日

【大浴場伏見の湯】
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  1F浴場部分
 翌朝に5:30から利用できる1Fの大浴場に向かうと
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  暖簾
エレベーターを降りた左手で迎える男女の暖簾が前日とは左右逆に懸けられていた。
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  大浴場の分岐点
左手のかわかぜテラスを過ぎた先にある二つの大浴場の分岐位置の表示も入替えで男湯は左手の伏見の湯に誘導される。
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  スリッパ棚
 紺色の暖簾を潜った目先の位置に紫外線滅菌灯を内蔵するスリッパ棚が配置されているので番号クリップを挟んで棚に預け脱衣室に入る。

【伏見の湯の脱衣室】

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  脱衣棚
 ロッカー式で鍵付きの棚は庄助風呂と変わらぬ構造だが鍵を腕に装着するリストバンドのオレンジ色が異なり浴場の相違を視覚に訴えている。
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  パウダーコーナー
脱衣室脇のパウダーコーナーや
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  洗面台
浴室手前の洗面台も庄助風呂に類似の設えとなっている。
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  浴場案内
浴室に入る扉の前には浴場案内の掲示があり大浴場の伏見の湯、庄助ひのき風呂、庄助桶風呂に露天風呂の瀧美の湯が紹介されている。

【伏見の湯の浴室】
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  浴室内
 脱衣室から2段の段差を下って入った浴室は
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  浴室上流側
川側に開口する大窓に沿って大きな浴槽があり
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  大浴槽の湯口
上流側に見える隔壁前の幅広な木製湯口から給湯されている。これが伏見の湯の大浴槽で一部掛け流しの循環濾過浴槽である。
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  洗い場
隔壁の奥は洗い場の空間でシャワー栓毎に隔壁を設けた構造は庄助風呂と同様の仕様となっている。
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  桶風呂
洗い場に向かう右手の窓側は伏見の湯の大浴槽が続いているが左手の壁側には三つ並んだ四角形の木桶各々に壁面から突出する湯口から温泉が注がれている。これが庄助桶風呂でヒバ材を使用した各辺が1m程の立方体は定員1名に限定される狭小な浴槽で各浴槽毎に壁面の湯口から供給される湯をオーバーフローで排湯している、一見掛け流しに見える造りだが浴場案内に依ると大浴槽と同じく一部掛け流し循環濾過方式である。
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  伏見の湯とひのき風呂
川側の大窓に沿って設えられた大浴槽の窓外は幾つかの小滝を奔流する湯川の景観が拡がる。
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  ひのき風呂
大浴槽の下流側に配置された小さ目の庄助ひのき風呂の浴槽は庄助ひば風呂に類似した造りで源泉掛流し一部加温する場合があると紹介されている。
【露天風呂】
 ひのき風呂から外壁格子の隙間から垣間見えているが浴室の下流側に露天風呂の開放空間が用意されている。
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  露天風呂の浴槽
瀧美の湯と名付けられた露天風呂は浴槽底面に段の段差を設けた造りでこれまた庄助風呂の古の湯の露天浴槽と変わらぬ意匠である。
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  湯川の奔流
開放空間の彩りはダイナミックに流れ下るな渓流の景観である。
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  露天風呂
一方の山側には目を転じると隔壁の奥に
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  露天風呂の洗い場
露天専用の洗い場がありシャワー栓に鏡を配置する構造も庄助風呂同様珍しい設えとなっている。
 伏見の湯は早朝とチェックアウト直前の明るい時間帯で入浴客が途絶えた機会の撮影が可能となったので窓外風景を紹介することができた。

【水鉄砲】
 ここまで一切言及しなかったが庄助風呂と伏見の湯双方の浴室内の大浴槽にはプラスティック製玩具のカラフルな水鉄砲が用意されている。
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  水鉄砲
何か場違いの装備に見えるがこの意図はガラス窓越しの視界確保に利用できると説明されている。
即ち浴室内の高湿度で曇る室内側のガラスに浴槽の湯を浴びせて多数の細かい水滴に依る光の屈折で妨げられる視界を均質な水膜に変えて外景を確保する簡易な手段である。
曇ったガラスを手で拭ったり手に掬った水や湯を掛けて窓外の景色を確保する行為は誰彼に関わらず浴室に限らず冬季に暖房が利いた室内や電車やバスの車内で日常普段に無意識で行う行為であるがこれを水鉄砲の威力で積極的に誘う発想が面白い。

Part7は多彩な貸切風呂



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