2019年12月06日

【大浴場庄助風呂の浴室内】
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  浴室入口
 石張床の洗面台の左手続く二重ガラス戸の先は湯川に面する外壁に大きく開口する窓側に拡がる浴槽が透けている。
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  浴場案内
二重戸の内部には浴場案内の掲示があり庄助風呂の浴室内に置かれた大浴槽の庄助風呂に庄助ひば風呂、庄助酒風呂、露天風呂の古の湯の4種の浴槽の特徴が紹介されている。
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  浴室内
二重のガラス戸を通って入った浴室の正面は外壁全体に嵌め込まれた大きなガラス窓に沿って設えられた大浴槽の庄助風呂で
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  奥に続く浴槽
右奥方向へ続いている。ガラス窓の外は言うまでもなく湯川の景観があり右奥の方向へ流れ下っている。この浴槽は浴場案内で循環ろ過に源泉を足し湯する方式と説明されており基本的には一部掛け流しの循環浴槽と理解できる。
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  右手の洗い場
浴槽に沿って奥まで伸びる通路の右側に仕切り壁で隔てられた一段低い位置が洗い場である。8基並んだシャワー栓はそれぞれ隔壁を設けてブース化された最新の設備となっている。この隔壁は隣のシャワーの飛沫を浴びる不快感から解放される有難い装備である。
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  内湯の浴槽から下流の方向
上流端の浴槽内から下流側を見ると木造りの湯口の先にもう一つ小振りの浴槽を認める。これが庄助ひば風呂で青森ヒバ造りの木製浴槽である。
また通路の奥にある格子戸は更に川下側に置かれたの露天風呂古の湯と庄助酒風呂への出入口である。
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  小浴槽と眺望エリア
庄助風呂の大浴槽には底面に金属グレーチングの排水口を認め浴場案内にある通り循環装置の存在が窺えるが下流側の庄助ひば風呂にはこの様な設備が見られず源泉の掛け流しと思われる。
 この宿の温泉表示では源泉名の表示が会津東山温泉(源泉名 組合混合泉)となっており東山温泉組合が共有(あるいは共同管理)しているらしい。従って多数の浴室に供給される源泉は同一と判断されるので泉質等の情報は最後に一括して紹介する。
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  大浴槽と眺望エリア
 庄助風呂の大浴槽は画面中央に見える太い柱を廻り込んだ処にもガラス窓を張出す形で続いている。この部分が先に浴室入口の注意書きで見た伏見が滝の眺望エリアで女性はバスタオルの着用が許さる所以の設えである。
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  伏見が滝
この眺望エリアから夜間でもライトアップされていた伏見が滝の撮影を試みたが絶対的な光量不足のスローシャッターで滝の流れはピンボケ風の仕上がりで妥協せざるを得なかった。
 ここまでに紹介した庄助風呂の浴室内写真は全て人気が途絶えた夜間の撮影に限られたので肝心の窓外風景を伝えられないのが残念だが多くの入浴客が寛ぐ浴場へ無節操にカメラを持ち込むことは慎まなければならないと自主的な規制を課しているのでご理解いただければ幸いである。

【露天風呂】
 浴室の下流側に見えていた格子戸の外は古の湯と称する露天風呂の領域となっている。
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  露天浴槽
露天風呂と称しているが建物延長の屋根下で川側の外壁を排した開放空間に方形の浴槽が置かれている。
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  湯口と底面段差
板張りの縁を備えた浴槽には内湯と同じ木造りの湯口から温泉が注がれているが槽内は石張りの底面がは三段の階段形状で川側が最も深い造りとなっている。
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  奥の階段
更にこの露天浴槽の奥の下流側は6~7段の階段がありその上にも何かの設備を認める。
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  鉄釜風呂
その正体は浴場案内にあった庄助酒風呂で大径の鉄釜に温泉を注ぐ釜風呂で地元花春酒造の麹釜を譲り受けて浴槽に設えたと説明されている。
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  釜風呂の洗い場
同じ高さに隣合って小規模の洗い場が配置されている。多くの露天風呂では洗い場の設備は省略されており特に内湯に接する露天では内湯の洗い場に依存する様な構造を採っているが内湯に接しながら内湯と同様に鏡と湯水混合シャワー栓を備えてシャンプー類まで備えるのは体験上極めて珍しい。
 釜風呂は大釜とはいえ1名限定の小さな浴槽だが貸切り状態の深夜には下段の古の湯の浴槽の浅い部分を寝湯代わりに両方を何度か往復して露天風呂の雰囲気を満喫した。

Part.6は伏見の湯



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