2022年09月23日

【温泉棟】
 既にPart.1の施設外観で観察した通りしづか亭の温泉浴場はフロント機能や客室が集積する2階建ての建物に接続し平屋に角錐のとんがり屋根を載せた別棟となっている。
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 温泉棟入口
1Fのフロントロビー奥で階段とエレベーターに挟まれて一際目を引く朱色の暖簾が別棟温泉棟の入口である。
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 浴場入口
暖簾の奥には男女別の浴場入口が見えており
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 利用時間の掲示
客室内の案内書でも見た浴場の利用時間が掲出されている。
 16:00~24:00と翌朝の5:00~9:00は宿泊者の温泉利用には制限が多く極めて残念である。深夜の制限は妥協するとしても1:00頃迄は可能であって欲しく翌朝もチェックアウト時間の10:00直前迄入浴したい。
既報の記事をご覧戴いた方はご存知と思うが個人的な嗜好でチェックアウト直前の入浴は何度も経験した常態行為である。出立直前までゆっくり温泉を楽しんで下さいという姿勢に温泉宿最大の持成しを感じるのだが。
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 脱衣籠の扱い
 利用時間掲示の反対側には脱衣籠を重ねた手前の説明文にこの籠を脱衣室内に持ち込み使用後は脱衣棚に放置する様にと指示されている。これは初めて遭遇した感染防止対策で用意されている脱衣籠はアルコール処理済で使用後は脱衣棚に放置しておくと定期的に回収されて再びアルコール処理される方式となっているらしい。
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 休憩室
男女別浴場の暖簾を通り過ぎた奥の突当りに見える青暖簾は湯上り時の休憩室の空間で
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 休憩室内
レザー張りの長椅子が配置されている。
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 入口方向
これは通路奥の休憩室側から進んできた経路を振り返った光景で男湯と女湯の暖簾が並んだ奥にフロントロビーの一部も見えている。

【脱衣室】
 脱衣籠を携えて男湯の紺色暖簾を潜った脱衣室は
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 脱衣室
右手に4基の洗面台が並び浴室との隔壁となる左壁面に設置された脱衣棚の奥には浴室の入口が見えている。室内の床は基本的に板貼りだが洗面台と脱衣棚に接する部分には水切れに優れて足触りが良い竹編みの床材が敷き詰められている。
室内の装備は簡素で壁掛の扇風機と体組成計の他は
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 洗面台廻りの備品
洗面台廻りに配置された整髪剤類とドライヤーに
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 洗面台廻りの備品
髭剃りと綿棒等が用意されている。
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 脱衣室の入口方向
この画面は脱衣室の奥から入口側に向いた視野で壁紙の仕上げに清潔な印象を受ける造りとなっている。

【浴室】
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 浴室入口
 脱衣棚奥のガラス戸を引き開けると
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 浴室内
正面に浴槽が控えている。
壁面と床面に石を張り付けた浴室内は3間(5.4m)四方程の小振りな空間だが外壁全面のガラス窓から陽光が射し込み開放的で明るい雰囲気である。窓外には露天風呂の設えも見えており奥行の拡がりも感じられる。
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 洗い場
女性湯との隔壁となる左壁面には5基の湯水混合シャワー栓を備えた洗い場が用意されている。
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 洗い場の装備
洗い場にはシャワー栓毎にシャンプーとリンス、ボディソープが用意されている。混合栓の蛇口から洗面器に湯を受ける部分は床面より一段高い造りで湯跳ねを防ぐ造りで座面の高い腰掛けと相性が良い故に近頃は他の施設でも良く見掛ける構造である。
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 湯口
窓側の隅に置かれた湯口は壁面の石貼りと合わせた意匠でやや高い位置から浴槽に注がれており底面のタイル貼りが透けて見える透明湯で満たされている。
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 脱衣室方向
この画面は外壁窓側から視る浴槽で表面で細波を立てて縁から床面に越流している。
浴槽底面と浴室床面に見える黒い濃淡は温泉成分の堆積と浴室清掃作業のせめぎ合いの痕跡に見える。
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 越流
越流した湯は床面の傾斜に従って洗い場側の排水溝に流れ込む仕組みとなっている。
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 天井の換気
視線を天井に移すと女性湯との隔壁となる洗い場側が高く換気口の役を担っている。これは先に施設の外観で見た角錐とんがり屋根の内部構造である。

Part.4はしづか亭の露天風呂



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